2023年4月14日公開の映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影」
早速、観に行ってきました!
言わずと知れた青山剛昌先生の国民的人気漫画で1996年からアニメも放送されている「名探偵コナン」
「待ってろ灰原、俺が絶対助けに行く!」哀ちゃんどうなっちゃうの?な劇場版第26弾でございます
公開初日に鑑賞
平日午後5時台に開始の回でしたが、座席は9割弱くらい埋まってしました(21時台開始回は、ほぼ満席)
下は小学生から上は50代くらいまで(60代以上は少なかった)男女比は半々くらい。家族、友達同士、カップル、一人客、バランスよくいろんな層の方々が観にきていた印象
さすが国民的人気作品!
鑑賞直後のリアルな感想(ネタバレなし)
- 灰原哀が好きな人には絶対観てほしい!
- 灰原×コナンが好きな人には絶っっ対観てほしい!
- 灰原・コナンvs黒の組織にハラハラ!
- 海を舞台にしたスケールの大きさ
- ストーリー展開楽しめた
- 「子どもの言葉や行動で、人生が変わることもある」
- ゲスト声優 完璧なのでイジりどころなし
- ひとときの相思相愛感
- 相変わらず蘭ネーチャン強い
- 少年探偵団出番少なめ
- 小五郎の影薄い
- 赤井×安室ワンシーンアツい
- ピンガのチンピラ感
- ウォッカちょろい
- ベルモット露出多い
- キールバレない?大丈夫?
- 着衣水泳上手すぎるわ
- 戦争を連想させるバトル
あらすじ紹介の後に、ネタバレありで、詳細レビューしていきます
あらすじ
東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブイ』
本格稼働に向けて、ヨーロッパの警察組織・ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界各国のエンジニアが集結。そこでは顔認証システムを応用した、とある『新技術』のテストも進められていた―
一方、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナン達少年探偵団コナンのもとへ沖矢昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害された、という一本の電話が。不穏に思ったコナンは『パシフィック・ブイ』の警備に向かっていた黒田兵衛ら警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入
すると、システム稼働に向け着々と準備が進められている施設内で、ひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生…!さらに彼女が持っていた、ある情報を記すUSBが組織の手に渡ってしまう…
劇場版『名探偵コナン黒鉄の魚影』公式HP
海中で不気味に唸るスクリュー音。そして八丈島に宿泊していた灰原のもとにも、黒い影が忍び寄り…
映画の中でコナンもツッコんでたけど、定番の園子お嬢様のご招待笑
灰原の行末やいかに?
鑑賞レビュー(ネタバレあり)
ここからはネタバレありの感想になります
これから作品を鑑賞予定の方はお気をつけください
記憶を元に書いているので、詳細違うところあったら、ごめんなさい
オープニング
冒頭は、ドイツで起こった事件、ユーロポールの職員をジンが撃つシーン
正確には、はじめに追い詰めたのはキールで、何とか逃がそうととモタついたところを、ジンがキールごと撃ったんだけど…
いいね、オープニングから目を惹きつけるね!初っ端でダレると鑑賞モチベ下がるからね
その後、割とフツーにミッションに参加してたキールだけど、撃たれてたよ?そんなイケる?(イケるかコナンは)
今回新たに登場する劇場版?黒の組織メンバーは、ピンガ
黒の組織でのし上がる気満々の血気盛んなコーンロウスタイルなピンガ
いや日本でコーンロウは目立つわ
全ては灰原哀の優しさから
デパートにお買い物にきた少年探偵団
哀ちゃんのお目当ては、フサエブランドの数量限定ブローチで、最後の一枚の整理券を手に入れます
タッチの差で、高齢の女性は手に入れられず…。「値段よく見てなかった、高くて買えないから」と優しい嘘をついて、遠くからわざわざ足を運んだ女性に整理券を譲ります
そんな哀ちゃんを見た園子が、優しさに心動かされて、少年探偵団+大人たちを八丈島のホエールウォッチングにご招待
そしてラストに分かるのですが、この高齢女性は変装したベルモットでした
哀ちゃんの優しい言葉や行動で、一同は八丈島に行くことになり、ベルモットの灰原哀に対する動きも変わることになります
まさに映画の中で強調されていたセリフ「子どもの言葉や行動で、人生が変わることもある」の一つ
八丈島上陸
八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブイ』では、本日ヨーロッパの防犯カメラの映像がつながる予定
ドイツの防犯カメラセンターで、ジンが職員を殺害する時間があったため、警視庁の職員が呼ばれます
警視庁のボートに乗り込む黒田警視と白鳥警部を見かけたコナンは、ホエールウォッチに行く予定を(一人で勝手に)変更、(乗るボートを間違えたコトにして)一人警視庁のボートに隠れて乗り込みます
『パシフィック・ブイ』への潜入成功、なんやかんやで黒田&白鳥に同行して、施設内を見学、ご丁寧に案内までしてもらうのだ
機密情報を迷子の小学生にまーペラペラと笑
『パシフィック・ブイ』の局長とエンジニアたちがこちら
尚、この中に、黒の組織から潜入しているピンガがいます
局長・牧野洋輔 、イタリア人の父と日本人の母をもつアメリカ育ちの直美・アルジェント、フランス出身グレース、ドイツ出身レオンハルト、インド出身エド
「老若認証システム」
なぜ黒の組織が潜入しているかというと直美が開発した「老若認証システム」が狙い
このシステムを使えば、子どもの頃の写真などのデータをもとに、世界中の防犯カメラから大人になったその人を探し出せるらしい
黒の組織は、そのシステムから自分たちの情報を消したいみたい
ん?老若認証されたら、子ども化している哀ちゃんとコナンは諸々マズいような、、、
ピンガの手引きにより「老若認証システム」開発者である直美を拉致するベルモットとバーボン(あら安室さん🧡)
直美が首から下げてたペンダント型USBが奪われます。そこには現在の灰原哀(宮野志保)のデータが!
あれ、黒の組織にあっさり「シェリーが子どもになって生きてる」ってバレたのだが?大丈夫?
尚、なぜ直美のUSBに哀ちゃんのデータがあったかというと、直美は幼少期にアメリカで宮野志保と同じ学校に通っていて、いじめられていたところを助けてもらい、その後の彼女を「老若認証システム」で探していたから
灰原哀が拉致される
迷子のフリしたコナンも、無事?少年探偵団+大人たちの元に戻され、宿泊先のホテルで夕食タイム
ここで恒例の博士クイズもあったけど略で(ごめんなさい)
黒の組織に、速攻「老若認証システム」で現在の居場所を特定された哀ちゃん
同じ八丈島にいるもんだから、これまた速攻宿泊先のホテルの部屋から拉致されてしまいます
ピーンチ!気を失った哀ちゃんが黒の組織の車に投げ入れられた!
異変に気づいたコナンが後を追う…と同時に、蘭ネーチャンが自分の部屋の窓から盛大に飛び降り(いや何階?)黒の組織ピンガとバシバシに戦い首元に蹴りを一発くらわせる
蘭ネーチャン、もはや空手だけでは説明のつかないアクションを披露
追跡は博士の車とコナンのスケボーで、蘭ネーチャンは小五郎を起こしにいきますが、てんで戦力にならない小五郎
というか今回の映画、「眠りの小五郎」のマリオネットとしてのみ動員されている模様で、基本酒飲んでる姿が出てくるだけで、小五郎めっちゃ影薄い
もはやアル依存の域で心配、定期的に麻酔も打ち込まれてるし
話がそれましたが、哀ちゃんを乗せた車を阿笠博士とコナンで追跡するカーチェイス!とスケボーチェイス!
ハラハラさせます
そして灰原を乗せた黒の組織の車は、崖からダイブ!海に突っ込みます
まさかの展開に思わず足を止める博士とコナン
コナンは慌てて海の中に飛び込みます。服が濡れて泳ぎにくいなんてことはありません、コナンだから
着衣水泳お手の物!
哀ちゃんは水中カプセルに入れられて、海中から黒の組織の潜水艦に運ばれます
黒の組織、潜水艦も持ってるのか
潜水艦を確認したコナンは、それ以上息が続かず陸に上がります
ここで阿笠博士が、哀ちゃんを心配して泣いちゃうんです😢こちらももらい泣き
今回の映画につながる話、アニメ「名探偵コナン」の4/15放送回『灰原を狙うカメラ』を観ると、さらに博士の哀ちゃんを思う気持ちに心打たれます
動揺するコナン
コナンは警視庁の面々に、灰原が海から潜水艦内に連れ込まれたことを説明しますが、潜水艦をみたということを信じてもらえず、珍しく声を荒げます
そのほかにも、コナンらしからぬ言動があり、灰原がさらわれたことに、かなり動揺しています
こんなにコナンが動揺するなんて…ピンチだけどキュン❤️
翌日、元太、光彦、歩美は、灰原がさらわれたことは知らされないまま、園子と帰っていきます
予定外の事件
『パシフィック・ブイ』では、エンジニアのレオンハルトが潜入中の黒の組織ピンガ(この時点では黒塗り犯沢さん状態)に殺害されてしまいます
その理由は、レオンハルトがピンガのしかけたバックドアに気づいて怪しまれてしまったから
ピンガは、レオンハルトにバックドアの濡れ衣を着せて、ディープフェイク映像をつくり防犯カメラに細工をし、食堂で自殺したと偽装します
これは、黒の組織にとっては、予定外の出来事だった模様
なんやかんやで、ディープフェイク映像のクセなどから、ピンガが女装もとい変装してグレースとして『パシフィック・ブイ』に潜入していたことが判明します
この事件は、眠りの小五郎が解決
正体がバレたピンガなんですが、この後も含めて、組織で成り上がりを目指してるチンピラ感が強め笑なんか出世できる感じがしないのよね・・・
灰原を救出せよ
灰原は、潜水艦内の一室に直美とともに監禁されます
キール(CIAから潜入している水無怜奈)が灰原の手足を紐で縛りますが、灰原はほどけやすい手の向きにし、キールの服のフードに盗聴器をしかけます
キールは、それらに気づきますが、気づかないフリをして見逃します
そしてベルモットはフィリピンへ
黒の組織のバーボンこと安室透(公安警察の降谷零)からコナンに連絡があり、潜水艦にジンが上空から合流することを教えてくれます
ジンとの合流のため、潜水艦が海面に浮上するタイミングが灰原を救出するチャンス
脱出を試みる灰原
ジンとの合流のため、潜水艦が浮上し始めたことで、探偵団バッジでコナンと灰原が通信できるようになります
キールは、灰原に盗聴されているのを承知の上で、ウォッカに海中から潜水艦にどうやって出入りすることができるのかを聞き、ウォッカは驚くほど丁寧にその手順を教えてくれます
ウォッカ、ちょろすぎ笑 疑わなきゃダメなくらいキール不自然だから
手足を拘束していた紐を直美と逃げようとする灰原
直美は「コナンや灰原みたいな子どもに何ができるのか」と躊躇しますが、灰原は「(直美がなくそうとしている)人種差別と同じように子どもと大人で差別するのか」「子どもの言葉や行動が人生を変えることもある」と語りかけます
ウォッカの情報通りに海中へ脱出を試みる灰原を直美
空中から合流するジン
いや、強風の空中だろうが、海だろうが、ジンのウソみたいに長い髪(絶対邪魔)と絶対とれない帽子が気になって仕方ない
ジンが潜水艦内に入って灰原たちを監禁していた船室にやってきますが、そこはもぬけの殻
逃げられたことに気づいたジンは、灰原と直美を亡き者にしようとしますが、それを止めたのがキール
「老若認証システムの開発者の直美がいなくなったら困るのでは」「灰原が宮野志保なら、なぜ子どもになっているのかを突き止めなくていいのか」みたいなことを言ってジンを説得します
いや、キール大丈夫? 初っ端のドイツでも相手を逃がそうとしてジンに撃たれてるし、疑われるような言動が目立っていて、いつかジンに消されてしまうのではないかと心配よ
そんなこんなしてるうちに、灰原と直美は潜水艦から脱出、コナンの協力により無事、救出されます!
哀ちゃーん、よかった
黒の組織との闘い
「老若認証システム」と利用することをあきらめた黒の組織は、最終作戦、システムごと『パシフィック・ブイ』を破壊することにします
どうやって破壊するのかと思ったら、潜水艦から『パシフィック・ブイ』に魚雷をブチ込むという
そんなたくさんの魚雷まで準備している黒の組織って・・・
そして、それを阻止すべく、コナンが海中から潜水艦の位置を知らせ、赤井さんがアメリカの武器を使って空中から潜水艦を攻撃することに
ここで、コナンが同時に赤井さんとの電話と安室さんとの電話を受けたことで(2台のスマホでね)スピーカーで(たぶん)赤井さんと安室さんとコナンが3人で会話をすることになります
この間接的な赤井さんと安室さんのやりとりが、ワンシーンだけど印象的でアツい
魚雷攻撃を開始する黒の組織、『パシフィック・ブイ』も対抗しますが、フィリピンにいるベルモットが『パシフィック・ブイ』のシステムをハッキングしているので、制御不能となり、スタッフは全員避難ボートで逃げることになります
博士の発明品も駆使して、海中に入っていくコナン
ギリギリまで危険を冒しても、なるべく潜水艦に接近して上空にいる赤井に正確な位置を知らせようとがんばります
そんなコナンを追って、海中に入っていく灰原
コナンが的確に位置を知らせ、空中から赤井が黒の組織の潜水艦を攻撃。かなりのダメージを与えることに成功します。潜水艦に合流しようとしていたピンガはこの攻撃に巻き込まれました。黒の組織メンバーは皆、脱出します
だよね、ここで黒の組織が壊滅しちゃったら、話が終わっちゃうもんね
いや、それにしてもバトルシーンは、魚雷とか空中からの潜水艦攻撃とか、リアルな戦争を連想させるシーンが多くて、ヒヤっとする思いと、敢えて子どもたちに向けて何かのメッセージを込めているのか?という思いと・・・いろいろ考えちゃったわ
灰原とコナン
酸素もなくなり、力尽きて海中を漂っていくコナン
そんなコナンを見つけた灰原は、慌てて海中で人工呼吸を行い(キャッ💛)、コナンは息を吹き返します。灰原の酸素を分け合いながら、手を繋いでゆっくりを浮上していく2人
ほんのひとときの、相思相愛感が、ほっこりでもあり切なくもあり
コナンも灰原も助けられます
心配してかけつけた蘭に、朦朧としたフリ?をして灰原がキスをして、コナン(新一)としてしまったキス(人工呼吸だけど)を蘭にお返しします
律儀に返さなくていいのよ、哀ちゃん、もらっとこ
正体がバレかけた灰原は?
今回「老若認証システム」で正体がほぼバレかけていた灰原だったのですが、コナン=新一と気づいたピンガが(おそらく)命を落としたこと、そしてシステムをハッキングしていたベルモットが様々な灰原に変装した映像を残し、システムの精度が低くて役に立たないとしたことで、灰原とコナンが子ども化しているということは、バレませんでした
これで、これまで通り、工藤新一は江戸川コナン、宮野志保は灰原哀としての生活を続けていけます
何でベルモットが灰原を助けたんだ?という謎が残るのですが、最後に、冒頭のフサエブランドの限定ブローチの残り1枚の整理券を、灰原譲った相手の高齢女性が変装したベルモットだったことがわかり、お礼の意味を込めて(あと子ども化がバレたらベルモットのお気に入りのコナンの正体もバレちゃうしね)だったのかな、というところで終了
まとめ
「名探偵コナン」の中でも、灰原哀、江戸川コナンが好きな人には、絶対観てほしい作品!
ストーリー展開が楽しめたし、話の筋がシンプルで、その分、じっくりと灰原とコナン、そして敵対する黒の組織が描かれているので、個人的には大満足
その分、小五郎や少年探偵団は出てくるけどあまり事件に絡んだ活躍はなく、赤井さん(FBI)や安室さん(公安)も出番は少なめなので、そこを期待している人は物足りないかも
ゲスト声優の沢村一樹さんは、上手くて違和感なく溶け込んでいて、ツッコミどころなし、いい意味で
そして、スピッツの歌う主題歌「美しい鰭(ひれ)」もいい!