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アンナチュラル 第4話 「誰がために働く」あらすじと感想（ネタバレを含みます）
ある日、ミコト（石原さとみ）の母であり、弁護士の夏代（薬師丸ひろ子）がUDIに解剖の依頼にやってきた。若くして亡くなった佐野（坪倉由幸）の死因を究明してほしいという。佐野には妻と子供が２人いたが、バイクの任意保険が切れていた上に生命保険にも加入していなかった。子供2人を抱えて途方に暮れる妻・可奈子（戸田菜穂）を助けるべく、夏代がUDIに連れてきたのだ。
佐野が事故を起こした原因として考えられるのは3つ。
①佐野が勤めていた工場の長時間労働による過労、②乗っていたバイクの修理ミス、③かかりつけ医師による病気の見落とし
死因次第で責任の所在が変わるため、死因究明は遺された家族にとっては重要な問題となる。また、疑いをかけられた勤め先の工場長、バイク屋の店長、病院の弁護士がUDIにやってきて、醜い責任の押し付け合いをし始める。
TBS金曜ドラマ『アンナチュラル』HP
解剖の結果
UDIラボには、妻・可奈子と子どもたち、弁護士・夏代。そして、勤め先の工場長、バイク屋の店長、病院の弁護士。
ミコトの解剖の結果は「死因はクモ膜下出血だがその原因が衝突によってできたものなのかは、組織検査の結果を待たないとわからない」というもの。
責任を押し付け合い、やいやい言い出す関係者3名😡
佐野は、終電で帰ることができない時間まで残業をしていたため、仕方なく禁止されていたバイクで通勤をしていたが、時間外労働分の給料は未払い。
工場長は、時間外労働はない！と言い張り、妻・可奈子にひどい言葉を浴びせる
それを見ている佐野の息子･･･😢
そんな状態に妻・可奈子は「訴えるのを止める」と言い始め、弁護士の夏代は「引き下がったら後悔する」と説得する。
息子は「お父さん、バカみたいだ･･･！」と😢
UDIに脅迫状
UDI内に『お前のしたことは消えない 裁きを受けろ』という紙が貼られていることに久部が気づきます。
東海林（市川実日子）は、脅迫状ではないか気にして調べ始めます。かつて不倫をしていた東海林は、内容に心当たりがあるため、気にしていたのです。
さらに、所長・神倉（松重豊）も厚労省時代に逆恨みをされていた相手かも･･･と気にしています。
そんな2人にミコトは「前回の裁判の騒ぎで週刊ジャーナルに顔も名前も出たため、過去の何らかの事件の関係者が自分に嫌がらせにきたんだ」と。
キョドキョドしている、週刊ジャーナルのイヌ（ごめん）こと久部
残業しているミコトと中堂。中堂は「脅迫状は俺に宛てられものだ、オマエじゃない」と言います。「オマエとは誰を指す言葉なのか」と返すミコトに「三澄じゃない」と言い直す中堂にキュン💛
中堂はこれまでも何枚も脅迫状を受け取っていたのだ。「どんな罪をおかしたんですか」というミコトに「罪のない人間なんているのか？」と問う中堂。
久部も明らかにミコトを意識し始めているし、お仕事ドラマにほのかに恋愛要素もまぶされてきていますぞ💛
やりきれない思い
ミコトは、佐野の息子が亡くなった父親が工場でつくっていた『しあわせ蜂蜜ケーキ』の店舗に、石を投げ込むところを目撃します。
やりきれない･･･😢 そうだよね、何が『しあわせ』だよ、そのケーキのために父親は朝から晩まで働いて倒れて死んじゃって、会社の人にもひどい言われ方して･･･
亡くなった佐野の携帯に何者かから工場のサービス残業が当たり前に行われていたと告発のメールが届きます。一旦退勤のタイムカードを押してから、さらに働くことが日常化していたのです。
夏代は工場長に「従業員を守るのが工場長の役目でしょう」と訴えますが「自分の家族を守るだけで精一杯なんだ！」と叫んで倒れてしまいます。実は、一番時間外労働をしていたのは工場長でした。
工場長は社長に直談判をしたが理解してもらえず。そして社長は「残業を強制はしていない、従業員が勝手にした」とし、佐野の事故も「会社とは無関係で押し通せ」と工場長を遠回しに脅していたそうな。
工場長も、従業員みんな、やりきれないぜ😢
佐野の死因
佐野の死因は「外傷性椎骨動脈かい離」
およそ30日前に椎骨動脈を損傷、裂けた動脈が皮一枚でつながっており、それがついに破裂してクモ膜下出血を起こしたのが運転中だった。
CTには映らないので病院側の責任は問えない、バイク事故の前の損傷なのでバイク屋も無関係。
佐野は、30日ほど前に血だらけで帰ってきたことがありました。「バイクで転んだ」と言い、妻・可奈子は「居眠りをしたのでは」と心配をしていたのです。
居眠りだとすれば過労による交通事故死になるが･･･。
妻・可奈子は「もう十分です、お金をもらっても主人は帰ってこない」と言いますが、夏代は「帰ってこないからもらうのだ」と説得。可奈子は、裁判になって夫が悪く言われることで息子がつらい思いをする、と。
ミコトは、佐野がバイクで転倒した日のことを詳しく調べます。
その日は、お祭りの日で花火があがっていました。社長が急にケーキを1ダース持ってこい（パーティでいいカッコするだけのため😫）と工場に連絡をしてきて、工場長が届けようとしましたが、体調を心配した佐野が社長に直接連絡を入れバイクで届けに行きました。
バイクに残った痕跡から、ミコトたちは佐野が事故に遭った場所を、2000個のマンホールのうちのどこかであると突き止め、1つずつマンホールを確認します。
従業員一丸となる
工場の職員に、工場長への伝言を託すミコト。
「もし事故が証明できたら、佐野が社長の指示でバイクを走らせたことを、必ず証明してほしい」「あったことをなかったことにする大人の姿をみせられたら、子どもは石を投げるしかないのだ」と。
それを聞いた工場長は、ラインを全て止め、従業員たちに2日間休むように言う。文句言いにやってくる社長。「何してる！プライドはないのか！」と声を荒げる社長に「プライドなら、あんたよりある！商品に愛情だってある！でも人を死なせたまでやることなのか！」と初めて言い返す。
工場長～～～😭
UDIのメンバー、ミコトの弟、工場の従業員たち、そして佐野の息子で、マンホールを調べます。そして遂に、転倒した場所を見つけ出し、近くの防犯カメラで転倒の瞬間を確認することができました。
ここからよ！我が家・坪倉で泣かされる回想シーンは！米津玄師の「Lemon」が流れて、打ちあがる花火をバックに、ウェイウェイパーティしている社長のとこにケーキを届けて、帰りにウトウトしてバイクで転倒して、仰向けになったまま花火を見て「帰らなきゃ」って言う･･･😢そして帰宅後、眠る子どもたちをみて「幸せだといいなぁ、コイツらが大人になったとき」って言う･･･😢
佐野の息子は、マンホール探しで父の会社の人たちから父の話を聞けて、「楽しかった」とよい表情で帰宅。それを見た母もホッとした様子。
社長を相手取って、従業員全員で裁判を起こすことになります👏
どうして働くのか？
仕事の後、一緒に帰りながら、久部はミコトに「どうして働くのか？」と尋ねます。ミコトは「生きるため」と即答。
「まだ夢とかみつかってないし」という久部に「目標程度でいいんじゃない？ 給料入ったらアレ買うとか、休みができたらどこか行くとか、誰かのために働くとか」と返します。
中堂は逮捕されていた？
ミコトは、法医学医の友達と女子会。
そこで中堂が、殺人容疑で逮捕されたが起訴されずに証拠不十分で釈放されたと聞きます。
後日、ミコトは所長・神倉に、「中堂は誰を殺したのか」「殺してないならなぜ疑われたのか」さらに、中堂が葬儀屋に協力をしてもらい、葬儀の前のご遺体を遺族に無断で検案していることも突き止めて、その理由を尋ねます。
所長・神倉は、8年前恋人の他殺体を中堂が何も言わずに解剖したことをミコトに話します。
徐々に中堂のバックボーンも明らかになってきた･･･！