エンタメに詳しい佐久間プロデューサーのラジオ「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」

2026年上半期にラジオ内で紹介されたおすすめエンタメをまとめました

            

※随時更新中

   

              

                

2026年上半期おすすめエンタメ

                  

                

ドラマ「ストレンジャー・シングス シーズン5」 (Netflix)

            

                  

ご存知の通り、80年代アメリカを舞台に、子どもたちの友情と成長、異界との戦いを描いてきた超人気SFドラマで、それの最終章。

俺はね、素晴らしい最終回だと思いました。勇気を持って“これでいいです”って思わせてくれた。なんか最近の海外ドラマの終わり方って、誰も予想しないことしないと負けとか、そういう強迫観念があったりしたんですけど、外レンジャー・シングスはそういう終わり方じゃなかったです。

一貫して、友だちといる時間の尊さとか、お兄ちゃん世代と主人公世代と、あと親との関係みたいな人間関係をちゃんと描いていたドラマではあったなと。エルもマイクもダスティンもヒーローじゃなくて、不器用なまま大人になる途中の人間として終わるんです。

派手な裏切りとか観客を騙すような意地悪なラストもないけど、その代わり、キャラクターたちも俺たちも、一緒に過ごした時間がちゃんと思い出として胸に残る。俺はこの終わり方、美しいしずっといい思い出にしてくれる終わり方をしてくれるドラマ久々に出会ったなと。

2026.1.7佐久間宣之のANN0

              

              

アニメ「正反対な君と僕」 ※佐久間さん声優出演作品

今すぐ「正反対な君と僕」を観る👀

                 

                  

鈴木と谷という正反対の二人が、お互いを尊重し、ゆっくりと理解を深めていく姿と、友人たちの学校生活を描くラブコメディ。『少年ジャンプ+』(集英社)で2024まで連載されて、完結してるんですよ。阿賀沢紅茶先生の原作をテレビアニメ化したんですけど。

すんごい面白いラブコメなんですけど、それだけじゃなくて、それぞれ違う人間の価値観の肯定と人生の救済みたいのを軽やかにやるんですよ。

それぞれのキャラクターが必死で不器用だけど、やさしい。読んでるうちにキャラクター全部応援したくなっちゃう。それを見事にアニメで、ポップなんだけどキュンっとくるとこも。

ちゃんとラブコメとしてはありながらも、人間としての大事にしなきゃいけないものはこれだ、っていうのを教えてくれる。人と向き合うことの難しさと、かけがえのなさを伝えてくれる素晴らしい漫画、そしてアニメだと思います。

2026.1.14佐久間宣之のANN0

         

                    

漫画「三角兄弟」

                  

上下巻で終わるSFの漫画なんですけど。巨大隕石の衝突により100年後に消滅予定の惑星・地球。全銀河系に知れ渡ったその事実を人類だけが気づいてなくて、地球外の知的生命体たちの間では、逆に滅びゆく地球を観光するのがブームになってる。そこのガイドとして地球に暮らす男性がガイドをしてる。

俺はこの正月に読んだんですけど、面白かったです。最初ほのぼののSFかと思ったら、どんどんどんどん本格SFになっていって、最後めちゃくちゃハードSFに展開してくんだよ。あ、そっちいくんだ、しかも容赦ない展開。なのに読後感もすごくいい。

2026.1.21佐久間宣之のANN0

       

              

漫画「ケントゥリオ」

                        

少年ジャンプ+で連載している漫画なんですけれども、自由を求めて奴隷船に密航者として潜り込んだ少年ユリアンが、他の百人の奴隷たち、とりわけ身重のミラは彼のことを気にかけて優しくしてくれた。それくらいわかってればいいんですけど。

そこから、呪われた海域で何かが彼らを待ち受けていた、から始まるダークファンタジーって感じ。1話はお試しで読めるから読んでほしいんですけど。

中世ファンタジーっぽい世界観での能力者ものであることは確かなんですけど、構成と能力の使い方にまだそんな使い方があるんだっていう驚きと、七巻で全部情報出てるのに「そんな裏切りあるんだ」って驚きが待ってる。最悪の裏切り方するんですよ。全話一気に楽しんで読みました。

2026.1.27佐久間宣之のANN0

     

この日は他にも最近の佐久間さんのおすすめ漫画が紹介されました☺️

  • 「青野くんに触りたいから死にたい」
  • 「メダリスト」
  • 「壇蜜」
  • 「これ描いて死ね」
  • 「金色のガッシュ2」

                    

                

アニメ「超かぐや姫!」(Netflix)

       

今よりも少し先の未来で、都内の進学校に通う主人公が、学業とバイトに追われる日々の中、七色に光る謎の電柱から現れた赤ちゃんを保護すると、同年代の少女に成長し、自らかぐや姫のように振る舞う彼女に振り回されながら、ライバー活動を仮想空間「ツクヨミ」でライバー活動をプロデュースしていく、みたいな感じな話なんですけど。

仮想空間×ライバー×音楽プロデュースっていう、普通これだけのせるととっちらかるのに、ちゃんと17歳の女の子の物語に収束しているのが、まぁすごいなと思ったのと。

あと、竹取物語持ってきてるから、それがすごい上手で、説明しなくても出会いと別れがあるっていうのがわかって。ラストに向かうフックも強いみたいな。友情が芽生えるほど、いつか別れるのかなっていうのがわかるし。

面白いし、歌の部分とかヒットさせるしかけがたくさんあって、あざといところもたくさんあるんだけど、すっきり観れるっていう意味で、俺はおもしろいなと思いながらも、構造としてすごいうまいなぁと思って。両方の意味で感動しました。

2026.2.11佐久間宣之のANN0

     

         

              

アニメ「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き」

           

劇場版があって観にいったんですけど。ミルキー⭐︎サブウェイは、他の回で結構長く話したから。それを組み合わせてるやつなんですけど。

ただの連話のつながりになってなくて、新しいキャラクターが出てきて、それがちゃんと物語があって、45分くらいの短編なんだけど、すごい楽しいし、やっぱあとね、一気に観るとわかるんだけど、監督の編集がうまい。セリフの編集が異常にうまい。ほんと素晴らしかったですね。

2026.2.11佐久間宣之のANN0

         

         

小説「青天」 若林正恭

                      

人にぶつかってないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなるという総大三高っていう高校に通う「アリ」こと中村が所属するアメフト部は、万年2回戦どまり。相手校の練習を隠し撮りして迎えた高3の引退大会では、強豪・遼西学園とぶつかる。そこから始まる挫折と復活との物語って感じなんですけど。

本当俺は好きな小説です。セルフ帯にも書いたんですけど、人生に勝ち負けはないんだけど、その自分がどうするかっていうのには、はっきり決着をつけなきゃいけない時がきて、アリはつけるんですけど、それと仲間たちの描写が素晴らしいのと。

あとはですね、アメフトのルール全然わかんないんだけど、最後の方もめちゃくちゃ手に汗握るんだよね、で胸が熱くなって。ぶつかりあってる感覚が文章から伝わってきて、自分がぶつかったみたいな感じになるっていう不思議な小説だね。チームメイトになったような感覚に途中からなる。

2026.2.18佐久間宣之のANN0

              

                     

小説「明日、あたらしい歌をうたう」 角田光代

                                  

2月26日に発売される小説です。帯を頼まれたので読んだんですけど。ちょっとマジでほんと素晴らしくて。小説読んで泣くってあんまないんだけど、泣いて途中読めなかったシーンが結構あった。

ある若い男の子とお母さんのそれぞれの青春時代をカットバックしていくんですけど、俺の書いた帯だけ言うと《素晴らしい曲に出会って、目の前の景色に色がつき、自分の気持ちや魂に輪郭が生まれるってことが、人生にほんのたまにあるんですけど、この本を読んでる間、そんな経験が何度も起きた》

そこまで長くないから、小説を読み慣れていない方にも最適。これはぜひ読んでみてほしいですね。

2026.2.25佐久間宣之のANN0

                  

                    

映画「センチメンタル・バリュー」

                         

「私は最悪」で世界的に注目を集めたスウェーデンのヨアキム・トリアー監督が、愛憎入り混じる親子という名のしがらみをテーマに取り上げた家族ドラマ。

オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び夫や息子と穏やかに暮らす妹アグネス。ある日、幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが姿を現して、15年ぶりの新作映画の主演をノーラに打診する、みたいなところから始まる家族の物語ですけど。

素晴らしかったですね。家族の埋められない溝とか、すれ違いとか、その逆の家族だから分かり合えてしまうこととか、似てることとか。この創作の持つ根源的な暴力性と、その逆の癒しみたいな。いろんなものの愛着と憎悪を描いていて。

なんか画面にずっと2つ以上の感情とか意味とか複雑さが浮かんでて、それをね、体現できる俳優陣の演技のアンサンブルにずっと驚いていました。

ラストは少しちょっと甘いんですけど、まぁ何も解決してなかったりするんですが、俺は人生ってそういうもんだなとも思うんで。結果自分と向き合うしかないから。本当すごい終わり方もひっくるめて好きで、贅沢な2時間数十分でしたね。

2026.3.4佐久間宣之のANN0

                 

                       

実写ドラマ「ONE PIECE シーズン2」(Netflix)

                                 

素晴らしいクオリティでした。キャラへの愛、長く読んでる人への愛、両方あって。

今回は、いわゆるチョッパーが出てくるぐらいのところまでやりますよ、っていうのはネタバレしてるんですけど。観るといきなり「あ、このキャラ出てくんだ」っていうのが、出てくんのよ。

しかも、長く漫画読んでる人にはわかる「このシーンが入ってくんだ」とか。もう先のエピソードじゃないと出てこない人気キャラクターが、ちょっとずつ顔見せしてくんのよ。その入れ方も素晴らしいんですよね。

あとね、ラブーンのエピソードとかも、漫画と全然違う見せ方してるのに、嫌な改変じゃない。

1話にあれ出てきますよ。ゾロの刀を選ぶ腕試し。

シーズン2の頭で、スモーカーが出てくるわけよ。スモーカーってこんな強かったんだよなって、そっちの郷愁もあるんだよね笑 原作勢としては。

2026.3.11佐久間宣之のANN0

                      

                          

映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

                       

主演がライアン・ゴズリングで、監督がクリストファー・ミラーのコンビで。大好きなコンビなんですよ。このコンビって、ただSFをとるだけじゃなくて、キャラクターの魅力とかテンポ感とか、エンタメとしての気持ちよさが、めちゃくちゃわかってる人たちなんですけど。

ストーリーは、太陽の光がどんどん弱くなっていって、このままだと地球が氷河期に入って人類滅亡しますって状況なの。で、原因がアストロファージっていう謎の微生物が太陽のエネルギーを食ってるんじゃないかってことで、人類は最後の手段で一人の男を宇宙に送り出すんですよ。

それが主人公で、目覚めたら宇宙船の中なんだけど、記憶をほぼ失っている状態で目覚める。そっから自分は何者なのか、何のミッションなのかを思い出しながら、たった一人で人類を救う方法を考えていくっていう話なんです。

(原作の)小説だけ読みたい人はここで話を聞くのを一旦やめてください。

映画は予告で出てるから、説明すると、宇宙を進んでいく中で、同じ目的で別の星から来た存在っていう異星人に会うんですよ。岩みたいな外見で、言葉も通じないんですけど、そっからこの異星人とのバディものになるんですよ。小説ではネタバラシを皆しなかったとこなんだけど、映画ではされてるから。

2人ともポジティブで気持ちがいい。一緒に実験して失敗して突破していくっていう。最終的に、人類を救うかどうかより、この2人ずっと見ていたい、になるからね。最高のバディになって泣ける。

2026.3.18佐久間宣之のANN0