映画「ミステリと言う勿れ」あらすじネタバレあり感想レビュー

映画

   

2023年9月15日公開の映画「ミステリと言う勿れ」

公開初日、観にいってきましたー!

 

  

田村由美さんの人気漫画の実写化

2022年1-3月にフジテレビで連続ドラマも放送された人気シリーズが映画になって戻ってきました🧡

 

  

17時台の回でしたが、座席はだいたい35%くらいの埋まり具合

公開初日にしては、ちょっとさみしい印象😢

おかげで両隣誰もいないし快適に鑑賞できましたけれども

20~30代中心で、女性が多かったですね

 

尚、私は原作を読まずに映画を観て、劇場帰りの電車で原作漫画を読んですり合わせ

連続ドラマは観てました

 

※後半はネタバレもありますので、ご注意ください

 

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鑑賞直後の率直な感想(ネタバレなし)

めちゃくちゃ使い古された感想を今から言います!

ベタなこと、言いますよー

 

   

 

これスペシャルドラマでよかったんじゃないかな?

  

いや、一生懸命探したんですよ

劇場で観るべきポイントを

・・・でも、見つからなかった😅

ごめん、見る目のない客で

あえて言うなら、アップで顔面を拝めるからキャストのファンは嬉しい、かなぁ

 

要所要所で「好きだな~」っていうシーンや描写はあったんだけど、点と点をつないでストーリーという線を引いた時に、うーん?って、最後まで、うーん?ってなっちゃった

 

 

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あらすじ(ネタバレなし)

天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(菅田将暉)は、美術展のために広島を訪れていた。そこで、犬堂我路(永山瑛太)の知り合いだという一人の女子高生・狩集汐路(原菜乃華)と出会う。「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです。」そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかける。それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものだった。

当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助(町田啓太)波々壁新音(萩原利久)赤峰ゆら(柴咲コウ)の4人の相続候補者たちと狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴(松下洸平)は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく、謎を解いていく

ただし先祖代々続く、この遺産相続はいわくつきで、その度に死人が出ている。汐路の父親も8年前に、他の候補者たちと自動車事故で死亡していたのだった…
次第に紐解かれていく遺産相続に隠された<真実>
そしてそこには世代を超えて受け継がれる一族の<闇と秘密>があった――― 。

映画『ミステリと言う勿れ』公式HP

 

導入

ファーストシーンでは、山道を走る自動車が、そのまま道を外れガードロールを突き抜けて落下し、爆発炎上する

次に、スクリーンに登場した人物は犬堂我路(永山瑛太)

女子高生・狩集汐路(原菜乃華)に、大学生・久能整(菅田将暉)を紹介するシーン

いやー、ドラマの時からずっと思ってたけど

多くの人が思ってるだろうけど

我路のビジュ、好きなんですよ

金髪マッシュ💛

 

そして、広島県を訪れている久能整(菅田将暉)も登場

「大学生です」という整くん

ん?整って大学浪人留年してたっけ?とかよぎる

菅田将暉さん30歳を迎えて、さすがに大学生設定厳しくなってきたなぁと

こんなこと言うの、野暮ってわかってるけど・・・

  

いや!菅田将暉さんの整くん、好きなんです!

だから、劇場まで観にいってるんですよ!

ただ、割としっかり30歳の顔だったからさ

 

狩集汐路と出会ったかと思ったら、次はもう遺産相続のための集まりに参加

ハイスピードなのよ

 

まだ『ミステリと言う勿れ』の世界観を完全に思い出してない「こんにちは、お久しぶりっす!」の段階で話がどんどん進んでく~

  

整くんになじむ前に、汐路が話のカジを取り過ぎてる~

と、ちょっと乗り切れない感じでスタート

 

主要人物たち

当主の孫にあたる4人の相続候補者、汐路、狩集理紀之助(町田啓太)波々壁新音(萩原利久)赤峰ゆら(柴咲コウ)と、汐路の母・ななえ(鈴木保奈美)ゆらの夫・一平(野間口徹)

狩集家の顧問弁護士・車坂義家(段田安則)顧問税理士・真壁軍司(角野卓造)

汐路の初恋の人でもある車坂義家の孫・車坂朝晴(松下洸平)

亡くなるまで当主の世話をしていた当主のいとこ・鯉沼毬子(松坂慶子)

主要人物が次々登場

相続候補者4名には一つずつ蔵の鍵が与えられ、「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題が出される

このお題を解けた1人にだけ遺産が相続される

  

 

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物語と感想(ネタバレあり)

※以下はネタバレを含みますので、ご注意ください

 

  

狩集家

狩集のお屋敷に泊まることになった整くん

入口には魔除けのためのアメジストドーム、やたらに貼られているお札、部屋の隅には盛り塩

広すぎる庭には、祠や鳥居もつくられている

これは、魔除けが過ぎるぜ👹(もちろん訳アリ)

 

翌日には、汐路の上に植木鉢が落ちてきたり、ゆらが蔵に閉じ込められたり、汐路と新音が床に塗られた油で滑って階段から落下したり、相続候補たちが命を狙われているかのような出来事が続く

汐路の父親を含め、4人の相続候補者の親たち(狩集家の4きょうだい)は、汐路の父親が運転する車に同乗している時に全員事故死(冒頭のシーンはこの事故描写)していた

汐路の父親の居眠り運転が原因の事故と判断されましたが、汐路は「殺し合ったんだ」と言う

祖父の代も兄弟が2人海に落ちて亡くなっており、その前の代にも似たようなことが起こってたそう

 

4つの蔵の謎

汐路の蔵には、9体の日本人形があった

12か月の人形で3体足りない

足りない4月の桜柄の着物の人形を、汐路は昔みたことがあった

父親が「持ち主に返さないと」と言っていた

 

ゆらの蔵には、座敷牢があった

そしてタンスの着物の中から手帳が出てくる

 

理紀之助の蔵には、髪の毛の絡みついた甲冑血液が付着してサビた刀あった

病院で組織検査などをしている理紀之助は、人の血液がどうか調べてみると言う

  

新音の蔵には、たくさんの茶碗や皿があった

同じ形のものが2つ、1つは本物でもう1つは偽物

宮島焼きの店に行ってみてもらったところ、新音の母親と汐路の父親も事故で亡くなる1年ほど前に、同じような茶碗を持ってきてどこの誰がつくったかわからないか、と聞きに来ていたことがわかる

その時に「本物の方を持ち主に返す」と言っていた

  

整が見抜いていたこと

夜遅く、理紀之助の蔵からサビた短刀を持ち出し庭に仕掛けをつくっている人物・・・

背後から近づく整

「そこまでやっちゃダメです」

振り返ったのは汐路

整は、植木鉢が落ちてきたのは自作自演、油を床に撒いたのも汐路であると見抜いていた

ごまかそうとする汐路に、はぐらかさずに逃げずに聞くように言い聞かせる整

 

大好きな父親が居眠り運転で、きょうだい全員を死なせてしまったことを認めたくない汐路

当時はイトコたちからも責められツラい思いをした

居眠り運転の事故ではなく、遺産争いで殺し合ったと思わせたかったため、相続候補者たちが狙われているかのような仕掛けをしていたのだった

そこへ理紀之助、新音、ゆらがやってきて、汐路に謝罪し、汐路のしたことを許して受け入れる

   

ここで話が一つの区切り

整は明日東京に帰ることにし、あとは遺産相続候補のイトコ4人で謎解きをする

・・・はずたっだのですが、とーこーろーが

 

やっぱり交通事故じゃなかった

その夜、コインランドリー帰りの整は車にひかれそうになり川に落ちてしまう

汐路が小さい頃に描いた絵も見つける

そして、狩集家の歴代の写真アルバムをみてあることに気づく

 

汐路の部屋に走っていき「お父さんはやっぱり殺されたのかもしれない、でも理由は財産争いじゃない」と告げます

ここから、汐路の父親きょうだいが亡くなった事件の謎解きが始まる

  

序盤で犯人お察し・・・

本格的な事件はここからスタート!ってところでね

もうさ、もうなのよ・・・

 

これ、犯人、松下洸平 一択じゃん

 

ヒロインが信頼している初恋の相手設定とか

松下洸平という配役とか

登場シーン一発目で矛盾したこと言っちゃうとか

しれっと謎解きメンバーに加わってるとか

 

謎解き序盤で、犯人探しを楽しむという選択肢は消滅したわい笑

 

余談になりますが、朝晴って

「弁護士になることを運命づけられている家系の一人っ子だけど、まだ弁護士になれていない」設定なんだけど

そんな家系に生まれてアータそこその年齢でどんだけ司法試験浪人してるのよって、また野暮なこと考えちゃって

だって、演じる松下洸平さん30代半ばだから・・・朝晴めっちゃ落ちまくってるなって思っちゃって・・・ごめんなさい

後から原作漫画を読んだら、朝晴もっと若い感じだったから、設定的にだよね!ってスッキリした

  

天然パーマか?直毛か?

さて私の中で犯人は松下洸平さん演じる朝晴で確定ですが、話は続きます

 

整は、写真アルバムをみていて、歴代の狩集家の人々のうち、天然パーマで肌が白くて全体的に色素が薄くて外国人ぽい容姿の人たちだけが早く亡くなっていることに気づく

同じようにそれに気づいた汐路の父親がきょうだいたちと一族の歴史を調べ始め、それは誰かにとって都合が悪いことだったため事故に見せかけて殺されたと推理する

 

「鬼の集」

汐路の蔵の床下で見つけた芝居「鬼の集」のチケット

この芝居は交通事故の半年前に数日だけ上演されたものだった

整は汐路と、その劇団の主宰者に会いに行き、講演後に脚本を書いた男が自殺をし、親戚だか弁護士だかが舞台の映像を持って行ってしまったと聞く

脚本を書いた男は自殺するようなヤツではなかった、と

役者仲間で才能はなかったが、親にカンドーされてたけど金に困ったら親戚の蔵に忍び込んで高価な焼き物を売って自分のつくった下手くそな偽物とすりかえていた 

珍しく脚本を書いてきて「鬼の集」をどうしても上演したいと言ってきたそう

 

かろうじて残されていた出資者用のダイジェスト朗読劇の映像を借りてきて、整と相続候補4人と朝晴で観ることにする

 

「鬼の集」

江戸から明治に移る時期、広島に3匹の鬼が住んでいた。ボスは明るい色の巻き毛、異国人のような白い肌で、後の2匹はボスに心酔する下僕。鬼たちは人のふりをして、狩田家の主人らを殺し、若い妻を手に入れ、主人になりすまし家を乗っ取った。主人夫婦の一人娘が使用人により逃がされ、鬼たちは娘を探したが見つけられなかった。殺した人たちは敷地内に埋めて、その上に4つの蔵を建てた。1つの蔵には座敷牢をつくり若妻を閉じ込めた。鬼ボスは髪を黒く染め、商売で成功し大土地所有者となる。鬼たちは、狩田家の娘が復讐をしにくるのではないかと怯え、屋敷にあらゆる魔除けをした。やがて、若妻はボス鬼の子どもを産む。バレないために自分と同じような明るい巻き毛をもった子どもは殺した。3匹の鬼はこの先自分と似た容姿の子どもが生まれたら始末するという掟をつくった。そして現代、3匹の鬼は今も手をつないで踊っている。

 

狩集家と重ねて動揺する相続候補のイトコたち

そして自殺した脚本を書いた男・宝田完次が、狩集家当主のイトコ毬子の弟であることに気づく

毬子は弟と疎遠になっていて「鬼の集」のことは知らなった

毬子から、朝晴の父親である東坂弁護士に狩集家の世話を頼まれてやってきたこと完次は酒が飲めないのに大量に酒を飲んで風呂場で手首を切って自殺したことなどを聞く

  

証拠

真実を確かめるために、蔵の床下の土を掘り返すと、人骨が見つかる

理紀之助の蔵で見つかった刃物は、複数名の人の血液がついており、埋められていた人たちを斬ったものと考えられる

交通事故のあった当時の刑事に会いに行き、汐路の父親が居眠りしていたのを対向車が何台も見ていたこと、解剖はされなかったこと、木箱に入った日本人形と茶碗とUSBメモリのフタらしきものがあったことを聞く

ゆらの蔵で見つかった手帳は、汐路の父親のものであることが判明し、そこには蔵について調べていくプロセスがメモされていた

メモによるとカギとなるのは人形

整は、汐路の父ときょうだいは、人形を持って逃げた少女、本当の狩集家の血筋の人を捜していたのではないか、そして発見したのではないか、父親たちは車でその人の家に向かっていたのではないか、USBメモリにはその人の情報が入っているのではないか、と考える

そして、こぼれた飲み物をきっかけに、父が残した手帳を見た過去の記憶を思い出す汐路

   

事件の結末

整は、事件の全ての関係者に、USBメモリが宮島の大鳥居の石垣近くのスキマにあることを突き止めたと偽の情報を知らせる

何者かが、そのUSBを取りに行き、ファイルを開いて狩集家の本当の血筋の子孫の居場所を確認すると、侵入し放火をしようとする

そこへやってくる警察と整と遺産相続候補の4人

犯人は朝晴

やっぱりじゃん、意外性ゼロー

 

汐路の思い出した記憶

それはあの交通事故の朝、朝晴が汐路の家にやってきて父親に手づくりのみかんジュースを渡していたこと、父親がそれを飲み汐路にも勧めたが断ったはずみジュースをこぼして手帳を濡らしてしまったこと、その後手帳がなくなったこと

調べたら手帳から睡眠薬の成分が出たと言われ「そんなの今頃でるわけない」と口をすべらせる朝晴睡眠薬を盛り事故に見せかけて4名を殺したことがバレる

朝晴は、4人も殺すつもりはなく、汐路の父と新音の母(天パの2人)だけの予定だった「だって汐路がパパと新音のママが車で出かけると教えてくれたから、てっきり2人だけだと思った」

「パパが最近おかしい」「蔵に入ってる」「新音のママとコソコソ話してる」全部汐路が朝春に教えてくれたことだと言う

汐路は「自分のせいで父親が殺された」と涙を流す

それを全力で否定する、イトコ3人と整

 

3匹の鬼は、狩集家、その顧問弁護士・車坂家、顧問税理士・真壁家の3家になって、掟を守ってきたそうな

朝晴は、交通事故に見せかけて殺した後に、亡くなった4人が本当の血筋の子孫を見つけていたことに気づき、誰かが親から聞いているのではないかと、それを聞き出すために今回の遺産相続争いをしかけ、USBに辿り着くように誘導していた

初対面での蔵の中を知っているような発言をしたのに知らないふりをしているという朝晴の矛盾を、整は気になっていたと(私もそう、ってことは大半の観客もそうじゃなくて?)

 

いやさ、朝晴、初っ端の失言もそうだけど不注意発言しちゃうのよ、詰めが甘いっていうか「だから司法試験受からないんじゃね」ってひどいこと思っちゃったわ

それでいて「整は話を進めるために必要だった、だって他の人はバカばっかり」って言い始めるから、私は吹いたわ(ここの松下洸平さんのお芝居が絶妙で笑っちゃうの、切り抜いて何度も観たいくらい

ベラベラ喋る朝晴を止めに、顧問弁護士である祖父と顧問税理士が慌ててやってきて「何も喋るな」と釘をさす

にも関わらず、整に「やらなければならない崇高な使命だと思っているなら、隠すことはないはず」と言われて「確かに」と納得しちゃった朝晴は「宝田完次を殺したのはじいちゃんたち」と言っちゃう笑 愛くるしいったらないよね!

私はこの映画の中で一番戦慄したのは、鬼でも車の爆破でもなく、この段田安則と角野卓造が2人がかりで宝田に無理矢理酒を飲ませて殺すシーン

たった1カットなんだけど、一番リアルだった・・・

そして整を車でひこうとしたのは、朝晴の祖父・車坂弁護士

 

本当の血筋の子孫に会いに行く

整は、昔汐路が描いた絵をヒントに、アメジストドームの中からUSBを見つけ出し、遺産相続候補のイトコたち4人は本当の血筋の子孫(松嶋菜々子)に会いに行く

そこで父親たち4きょうだいが、こんなことは自分たちの代で終わらせると言っていたこと、それぞれ子どもたちに石のブレスレットのプレゼントを依頼したまま亡くなったことを伝え(松嶋菜々子は石のアクセサリーをつくっている)ずっと渡せずにいたブレスレットを、そこに託した親の思いと石の意味も添えて一人ずつ手渡す

親の思いを受け取り、ジーンとしちゃう4人

そして、整は東京へ戻る

King Gnuの曲ドーン

エンドロールバーン

そして最後にドラマレギュラーの風呂光(伊藤沙莉)、池本(尾上松也)、青砥(筒井道隆)がチョロっと出てきて、おしまい

 

 

キャラクター

風変わりでいろんなことが気になってこだわりも強い整くんのキャラクターが好きなんだけど

前半は、これは若手の原菜乃華ちゃんを売り出すための映画でしたっけ?ってくらい、彼女演じる汐路が前面に出ていて、おやおやおやと思ったんだけど、後半は整くんがちゃんと主役になってて安心した

でもクスっと笑えるシーンは少なめだったかも・・・もう少し整くんのキャラクターを堪能したかった

 

あと松下洸平さん演じる車坂朝晴

早々に犯人確定してたけど、犯行がバレてからの一連のふるまいがツッコミどころ満載で面白かったわ

原作漫画では、ちょっとサイコっぽい印象なんだけど、松下さんが演じると滑稽さが加わって私はちょっと笑ってしまった

もう少し汐路との関係性を丁寧に描けていたら、また受け止め方が違ったかもとも思った

原作漫画の方が、その辺り細やかに描いていて、受けた印象が結構違ったから

 

イトコたちは、それぞれ安定したお芝居でした

 

 

ネームバリューと存在感と役柄のミスマッチ

あとはね、この役は松坂慶子さんである必要あった?鈴木保奈美さんである必要あった?でんでんさんである必要あった?ラスト松嶋菜々子さんが出てくる必要があった?という思いが渦巻いた

一言で言うと「無駄にネームバリューのてんこ盛り」

  

松坂慶子さんキーパーソンかと思いきや、利用されて真相は何も知らない人だし

鈴木保奈美さん、ただのやさしいお母さんだし

でんでんさん、普通の地方警察の刑事だし

松嶋菜々子さん、サプライズでどや感あり過ぎるし

一人ひとりが役者として濃すぎて、役柄と見合ってないのよーー

主要人物より存在感出ちゃってるのに役柄的には地味ってバランス悪くて、ずっと違和感があった

この人が犯人かも?みたなワクワクもないし

  

 

犯行動機には賛否ありそう

今回の事件は、過去から続く「鬼の集」に書かれた掟やその世界観を受け入れられるかどうかで、賛否分かれそう

私は・・・うーん、うーんってうなっちゃった

昔、不安定な時代に、悪いヤツがある家を乗っ取るっていうのはあるかもって思うけど

それがバレないように、現代に至っても、自分と同じ風貌をした子孫を現代に至るまで殺す、掟だから、っていうのは、非現実的だなって思っちゃう

まぁ、掟に囚われてしまった人たちってことなんでしょうけれど、それにしてもなぁ

  

 

整くんの名言

『ミステリと言う勿れ』要所で出てくる整くんの名言も、好きな人多いのでは

「子どもって乾く前のセメントみたいなんですって。落としたものの形がそのまま跡になって残るんですよ」

映画『ミステリと言う勿れ』

「子どもはバカじゃないです。自分が子どもの頃、バカでしたか?」

映画『ミステリと言う勿れ』

なるほど、そーだそーだ

 

家にいて家事と子育てをすることが本当に簡単で楽なことだったら、もっと男性がやりたがると思う。でも実際はそうじゃない。なのになんで、女性にとって楽なことだと思うんだろう。

映画『ミステリと言う勿れ』

「女の幸せ」とかにもだまされちゃダメです。それを言い出したのはおじさんだからと思うから。女性とある型にはめるために編み出された呪文です。だって「男の幸せ」って言い方はされないでしょ。

映画『ミステリと言う勿れ』

この辺は、個人的にちょっと前の意見な気もしたかな

柴咲コウさん演じるゆらが、父親から「女の幸せ」的なことを言われて黙る、みたいなシーンなんだけど、柴咲さん世代のママたちって、もうこういう「女の幸せ」的なこと、ど真ん中で言われてきた世代じゃないと思うんだよね

もちろん地域や家柄にもよるんだろうけど

私は女性だけど、専業主婦だから楽って言う男性、減ってきてるなって感じてるし

「女の幸せ」にも多様性出てきてるなって思うことが多いから

原作漫画のコミック発売が2018年で少なくても5年のタイムラグがある(描いたのはもっと前だろうし)から、ズレてきて当たり前なのかも

  

日本では弱さを認めない。相変わらず根性論です。弱くて当たり前だと、誰もが思えたらいい。

映画『ミステリと言う勿れ』

相変わらず根性論とは思わないけど、人はいろんなライフイベントで心身ともに揺らぐし、いろんな時があって当たり前、がんばれない時もあって当たり前って思えるといいよね

  

  

まとめ

あー、なんだか褒めポイントが少なくなってしまったーごめんなさい

不平不満のオンパレードになってる気が・・・

言い訳がましいけれど、好きな作品なんです!

テレビドラマで続編あれば、楽しみにしたい!

 

 

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