映画「わたしの幸せな結婚」原作知らない勢が語るあらすじネタバレ感想

映画

 

2023年3月17日公開の映画「わたしの幸せな結婚」

早速、観にいってきました!

 

 

顎木あくみさんの人気小説(漫画化もアニメ化もされていて大人気)の実写化

主演は、Snow Manの目黒蓮さん、ヒロインは今田美桜さん

という確実なヒットを狙いにいっている感!に溢れた2023春映画でございます

 

尚、公開初日に鑑賞

平日の18時台開始の回でしたが、座席は8割くらい埋まっていました

お客さんは、見渡す限りほぼ女性!

20~30代の女性が多いのかと予想していましたが、下はママと一緒にやってきた小学生から上は還暦過ぎていらっしゃるだろう方まで、本当に全ての年齢層の方々がいたと思う

私が足を運んだ劇場は、幅広い層の女性が集結してる空間でしたね

 

 

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鑑賞直後のリアルな感想(ネタバレなし)

鑑賞直後、頭と心にわーっとかけ巡った感想

  • 小説も漫画もアニメも知らないけど、世界観には入っていけた
  • 中だるみすることなく、最後まで物語を楽しめた
  • 大スクリーンでメイン2人のビジュ圧勝
  • 目黒蓮くんは目黒蓮くんだった、あらゆる意味で
  • 今田美桜ちゃんいいじゃん!
  • 前髪あげた凛々しい大西流星くん
  • 石橋蓮司と火野正平の存在感たるや
  • いつの時代も定番?継母と異母妹
  • 気持ちが追いつかなくなる瞬間が・・・
  • Snow Man「タペストリー」

あらすじ紹介の後に、ネタバレありで、詳細レビューしていきます

 

 

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あらすじ

文明開化もめざましい近代日本。特殊な能力【異能】を受け継ぐ家系の者たちが代々、国を治める帝と共に、様々な災いから人々を守り続けてきた。帝都に屋敷を構える異能家系の長女・斎森美世さいもり みよ(今田美桜)は、能力を持たずに生まれたことで、継母(山口紗弥加)と異母妹(髙石あかり)から虐げられて生きてきた。すべてを諦め、耐え忍んで生きる彼女に命じられたのは、若くして異能部隊を率いる、冷酷無慈悲な軍人・堂清霞くどう きよか(目黒蓮)との政略結婚だった。数多の婚約者候補が三日も持たずに逃げ出したという噂の通り、清霞は美世に冷たく言い放つ。

「ここでは私の言うことに絶対従え。出ていけと言ったら出ていけ。死ねと言ったら死ね−− 」

辛く当たられようと逃げ帰る場所のない美世は、久堂家で過ごすうち、清霞が悪評通りの人物ではないことに気づいていく。そして清霞もまた、美世の心遣いに触れ、いつしか2人は互いに心を通わせるようになる。幸せなど到底ないと思われた政略結婚に光が差し込む。

『望んでしまった。少しでも長くこの人と居たいと−− 』

しかしその頃帝都で、不穏な【災い】が次々に人々を襲う事件が発生。清霞はその最中で国民の盾となることを命じられる。命を賭して戦う清霞。その身を案ずる美世。【災い】の影には、思いもよらぬ陰謀が渦巻いていた。任務を全うする清霞の背後で、美世にも魔の手が迫る。
やがて残酷な運命が、容赦なく二人を切り裂いていく−−

映画『わたしの幸せな結婚』公式HP

  

 

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鑑賞レビュー(ネタバレあり)

ここからはネタバレありの感想になります

これから作品を鑑賞予定の方はお気をつけください

 

世界観と物語

まず不安だったのは、【異能】を受け継ぐ家系の者たち云々かんぬんという世界観に入っていけるかどうか

私は、原作小説も漫画もアニメも知らないので、この世界観に入っていけるかどうかで、映画を楽しめるかどうかが大きく左右されてしまう・・・

頼むぞ、制作陣!と思ったら

オープニングからこの【異能】の世界観についてナレーションと字幕で説明をしてくれる丁寧な演出w

そして、それを引き継ぐ流れでヒロイン役の今田美桜ちゃんも自分の生い立ちをかいつまんでモノローグで語ってくれるという

わ、わかりやすい

そのおかげか?【異能】が存在する近代日本という設定にはすんなり入っていけた(この和装と洋装が入り混じる明治くらいの空気感好きだし♥)観る側が世界観に慣れるまで異能炸裂!みたいな場面がなかったのもよかったのかも?

ストーリー展開もテンポがいいし、最後まで一気に楽しめました

むしろ途中「黒幕は一体誰なのっ」「早くその異能とやらを存分にみせておくれ!」とノッていた自分がいました笑

美世の異能の事実が明らかになっていくのも、その強い力が発動していく流れも、黒幕が明かされるタイミングも、謎解きみたいで面白かった!

正直、恋愛映画だと中だるみするかなー、飽きちゃうかもって思ってたから、いい意味で裏切られましたね

  

目黒蓮と今田美桜

この映画を観る前の、私の中での2人のイメージ

目黒蓮くん

2022年に大ヒットしたドラマ「Silent」での演技が話題を呼んだ(観てたよ!)ただいまブレイク中の人気俳優(兼アイドル⛄️)背が高くて落ち着いてる謙虚な印象

 

今田美桜ちゃん

「グロップで始めよう、新しい毎日を〜♪」でおなじみ(かどうかは知らんが)、今やTVで観ない日はない(CMいっぱい出てる)小顔でおっきいおめめと独特の生え際が特徴的な美人さん

  

そんな2人は、この映画ではどうだったのか?

まず声を大にして今さら?なことを言います!

✨大スクリーンで圧勝のビジュ✨

笑おうが怒ろうが泣こうが、美しい人がそこにいる・・・しかも2人同時にな

目黒蓮くんと今田美桜ちゃんのことを好きな人は、これだけで観るに値するでしょう(言われるまでもなくわかっとるわな感想)

 

目黒蓮くん

目黒蓮くんはね、目黒蓮くんだった、あらゆる意味で

 

立ってるだけで絵になるし、座ってるだけで絵になるし、後ろ姿だけで絵になるし・・・

周りは黒髪ばっかりなのに、一人当たり前のように銀髪長髪という視覚的に浮いてしまいそうな状況でも、アリだね!と一瞬で納得させる、それが目黒蓮

バンバン異能を使って美世を助け出すシーン、操られてしまった仲間と剣で戦うシーンとか、かっこよかったー

「戦う目黒蓮」が、こんなにいいとは!

目黒くんのアクションとか、みてみたいって思いました

年を重ねていく中で、西島秀俊さんみたいな役者さんにならないかなー♥

 

と同時に

ずっとコスプレした目黒蓮が喋ってた、っていう印象が・・・笑

安定したかっこよさだし、お芝居が下手ってわけじゃないんだろうけど

久堂清霞という別の人には見えなかったのよ、個人的には

美世と出会った当初は、冷酷無慈悲さを前面に出すんだよね?設定としては

突き放したセリフとかがハマらないというか、きっと目黒くんは、やさしいいいヤツなんだろうなーって本人がチラつくというか

段々、美世と心を通わせていって、ラストに結婚を申し込む流れも、恋愛ストーリーとして素敵

なんだけど、清霞というキャラや時代背景すっ飛ばして、ちょっと口下手でシャイな令和の目黒青年が彼女にプロポーズしてる、ようにみえた、自分には 

 

あらゆる意味で、目黒蓮くんは目黒蓮くんでした♥

   

今田美桜ちゃん

今田美桜ちゃん、めちゃいいじゃん!

かわいいのは知ってた、ずっと知ってた

でも、いつのまにか、こんなお芝居をするように成長してたとは・・・(何様目線w)

化粧っけもなくみすぼらしい姿(演出ね)ほど、美しさが映えるのが美人さんの常

はじめから、最後まで、どんな表情してても、ずっと美しいっていう才能

家族にひどい扱いを受けて自尊心ボロボロの美世が、清霞につくった料理を美味いと言われて涙した時、自分も泣いちゃったよー😭まさか、ここで涙するとはー

観終わって一番印象に残ったのはここのシーンの美世のお芝居かもしれない

 

キリリと凛々しい大西流星くん

帝の息子の皇子・尭人を演じるのは、なにわ男子・大西流星くん

(なにわ皇子を思い出したわ)

普段は、前髪をおろしてることが多くかわいいイメージのある流星くんですが、今回はがっつりと前髪をあげて烏帽子着用、レアです

眉毛がキリリとしてて、所作もあいまって、意外(?)と雅な雰囲気出てました

終盤の、帝から重いものを託されていく圧、そして真実を明かされた時の慟哭、よかった

流星くんのほかの作品を観ていても思うのですが、悲しみだったり怒りだったりの感情をウワッと強く出すお芝居がすごくいい

彼には、いつか内側に鬱屈としたものを抱えるダークな役をやってもらいたいと期待しています

ただ、遺伝子的に、石橋蓮司(父)から大西流星(息子)は出てこない気がする笑

 

石橋蓮司と火野正平の存在感

やっぱり、スゴイね、石橋蓮司さんと火野正平さんの存在感

濃くて強い

石橋蓮司さんの演じる帝は、ずっと思い病で床に臥している

布団の中で苦しんでいるシーンしかないのよ、どんどん顔色悪くなってくし

でも出てきた瞬間から「天啓の異能を持つ帝だわ」って納得しちゃうし、あやしげなその姿から目が離せない

火野正平さんも、登場したシーンで「あ、薄刃家のお偉い方がいらっしゃった」とすぐに頭下げたくなっちゃうような静かなのに強い存在感がすごい

実力のあるベテラン2人が、異能を持つものとして出演していらっしゃることで、この世界観に説得力を持たせ物語に奥行きが出ていると感じました

 

いつの時代も定番、継母と異母妹

義母・香乃子(山口紗弥加)と義妹・香耶(髙石あかり)の美世への虐待には、胸が痛みました

まるで懐かしの昼ドラみたいな虐げっぷり、さすが山口紗弥加ネーサンす

しかし、いつの時代もこの設定は定番なのかな

シンデレラとかさ

だからこそ、清霞が拉致られた美世を助けにきて、義妹に一発ぶちかました時には、スカッと爽快でした!

そもそも香耶、姉の婚約者を奪おうとするって、あなたは婚約者の幸次がいるでしょーが笑 幸次オツ

ちなみに、あれだけ美世を使用人扱いしてイジメていた義妹・香耶が、一貫して美世を「お姉さま」と呼ぶところに、ぬぐえないお嬢様の育ちのよさを感じてしまったりもする

 

気持ちが追いつかなくなる瞬間が・・・

限られた時間で完結しないといけないので多少急ぎ足になるのは仕方ないと思うのですが、後半、気持ちが追いつかなくなる瞬間がいくつかありました

前半も、清霞の職場である陸軍対異特殊部隊は出てきているんだけど、後半になって、急に部隊の仲間同士のわちゃわちゃとした感じや清霞がいかに部下に信頼されているかっていうのを詰め込んできたような・・・

「おまえら~笑」「隊長~笑」みたいなノリが唐突にきたので、気持ちをのせてくのにちょっとかかりました

あと、物語の大きな山場、清霞のピンチに美世がかけつけて異能の力を出現させる一連のシーン!の後に、割とすっと日常シーンに戻ったんだけど・・・

こちとらまだ異能の力の世界におぉ~ってなった余韻の中にいるんですが?で結局どうなったの?美世のおかげで助かったってことでいいのよね?っていう若干の置いてきぼり感が

でも引っかかって先に進めないことはないし、物語の流れとして不自然なわけでもないので、いいんですけどね、「ちょ待てw」な瞬間がありました

 

Snow Man「タペストリー」

エンドロールではSnow Man「タペストリー」

いや、これ、映画にぴったりの楽曲で、スッと溶け込んできます

映画が歌を、歌が映画を引き立てる相乗効果、これはいいパターンのタイアップですね👍

 

 

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