特捜9 season4 第12話「10億の妻」あらすじと感想(ネタバレも含みます)

ドラマ
スポンサーリンク

ストーリーと感想

注意内容にも触れながらの感想になります


第12話「10億の妻」

 

事件発生

浅輪直樹(井ノ原快彦さん)は、妻・倫子(中越典子さん)の誕生日に休暇をとりお出かけ。ところが、海の見える公園に着くや否や、海面に浮かぶ男性のご遺体を見つけてしまいます。

職場に向かうことになる浅輪(井ノ原快彦さん)。亡くなっていたのは、投資会社役員・古賀(木下政治さん)。死後数日経過しており、所轄は、一人で釣りをしている最中に海に転落したとの見解。しかし古賀の財布に現金がなかったため、浅輪(井ノ原快彦さん)は事件を疑い、早瀬川真澄(原沙知絵さん)に解剖を依頼します。

休みを取っていたので、私服のまま職場へかけつけた浅輪。なんだか、皆がスーツの中、一人カジュアルなのが新鮮😆(結局スーツに着替えるのでワンシーンのみ)

古賀の妻・優子

浅輪(井ノ原快彦さん)と小宮山志保(羽田美智子さん)は、古賀の妻・優子(三津谷葉子さん)には話を聞きに行きます。古賀の自宅は、高級住宅地の立派な邸宅。

優子(三津谷葉子さん)は、友達と北海道に旅行に言っていたから夫の行方がわからなくなっていたのには気づかなかった、とやけにクール。うーん、いかにもあやしげ。

浅輪(井ノ原快彦さん)は、優子(三津谷葉子さん)の入れてくれたコーヒーの味が妙に薄いことが気になり、理由をつけてコーヒー豆を分けてもらいます。

古賀のトラブル

翌日解剖の結果、古賀の死因は溺死と判明。後頭部には傷、足に重りをつけて海に沈められた可能性も出てきます。

そんな中、青柳靖(吹越満さん)と矢沢英明(田口浩正さん)の捜査で、古賀が生前、顧客とトラブルを起こしていたことがわかります。

そのトラブルは、″会社を通さずに個人で会社経営者・屋敷賢(岡部尚さん)の資産運用を請け負う″→″5000万円もの大損失を出す″→″後日謝罪し個人的に3000万円を補填″というもの。

既にトラブル解決しており、屋敷が古賀を恨んでいる様子はなし。アリバイもあり。いや、それよりも、なぜか、この会社経営者・屋敷と矢沢の青いシャツ、黄色いネクタイ、ベージュのサスペンダーがお揃いで青柳が気にしているんだよね。でも、なんでお揃いなの・・・。

妻・優子のアリバイ確認

浅輪(井ノ原快彦さん)と新藤亮(山田裕貴さん)は、北海道に旅行に行っていたという優子(三津谷葉子さん)のアリバイを確認するため、一緒に旅行をしていた友人・遠山美里(太宰美緒さん)に会いに行きます。

美里は、優子(三津谷葉子さん)の高校時代の同級生で、旅行中はずっと一緒だったとアリバイは証言しますが、昔から「見た目ばかり気にする見栄っぱり」「友達もいなかった」と。優子(三津谷葉子さん)の通うスポーツジムに清掃員として働く美里。経済状況の格差もあり、さほど仲はよくないことがうかがえます。

水質がポイント?

国木田誠二(中村梅雀さん)と小宮山(羽田美智子さん)は、遺体が古賀で間違いなかったことを、妻・優子(三津谷葉子さん)に知らせにいきます。

これまでの態度と打って変わって、国木田(中村梅雀さん)に、か弱く不安を訴えてボディタッチで色仕掛けをしてくる優子(三津谷葉子さん)。

ここで、浅輪(井ノ原快彦さん)のコーヒーへの違和感は、フランス産の硬水のミネラルウォーターでコーヒーを淹れたため、豆の味が水のミネラル分に負けてしまっていたことがわかります。

矢沢(田口浩正さん)により、古賀は、屋敷以外にも6名に資産運用の話を持ち掛けて大損させていたことがわかります。古賀は6名全員に、全額は返金できないものの、合計で1億2000万円の補填をしていました。

鑑識の佐久間朗(宮近海斗さん)が、遺体の胃の中にあった海水の成分が遺体の発見された場所の海水の成分と異なることを報告。つまり殺害場所と発見場所は別々ということがわかります。小宮山(羽田美智子さん)は、古賀の邸宅に大きな水槽があったことを思い出し、優子(三津谷葉子さん)が共犯者とともに古賀を殺害したのではないかと疑います(その後水槽の水は調べるまでもなく海水でなく淡水と判明するのですが)。

妻・優子の高校時代の担任が浮上

浅輪(井ノ原快彦さん)と新藤(山田裕貴さん)は、再び優子(三津谷葉子さん)の友人・美里に、古賀を恨んでいた人に心当たりはないか、聞き込みにいきます。

そこで、優子(三津谷葉子さん)の利用するスポーツジムに高校時代の担任・河内靖之(山本修夢さん)が来ていたことがわかります。

意味ありげに遠くから優子をちらっと見て、さっと消える河内先生。わかりやすくあやしげ笑

高校時代に担任・河内と優子(三津谷葉子さん)は交際していたそう。

美里は「優子(三津谷葉子さん)が河内先生を呼び出して、夫である古賀を殺させたのではないか」と言い出します。一緒に旅行している間、優子(三津谷葉子さん)がやけに新聞やニュースを気にしてたため、そう思ったそうです。

ところが、優子(三津谷葉子さん)は、元担任で元カレでもある河内とは、卒業以来会っていないと言います。河内は3年前、生徒に暴力をふるって保護者に訴えられ、勤務していた学校を退職。金に困り、元教え子のところへ行っては金の無心をしていたそうです。

いや、浅輪は淡々と説明してるけど、教え子と交際(しかも周囲バレ)、生徒に暴力、元教え子に金の無心って、なかなかのとんでも設定😅 誰一人、河内については突っ込まないのね、私は気になるわ。 

古賀のインサイダー取引疑惑

そして、ここへきて、屋敷&他6名から預かったお金の運用に失敗し大損失を出していたはずの古賀が、実は10億円近い儲けを出していたことが判明します。

損失が出たように見せかけて一部のお金を補填することで相手に許してもらい、差額を全て自分のお金にしていたと。二課にインサイダー取引を疑われていたようです。

浅輪の名推理?

河内を追っていた新藤(山田裕貴さん)から、河内は元教え子のツテで電気工事の仕事についていた(教え子におんぶにだっこ)が、2か月前に顧客とのトラブルでクビになり(さらにろくでもない歴)、現在、住んでいたアパートも引き払っている状態であることがわかります。河内の行方は不明。

古賀の遺体の胃の中にあった海水はプティーソルトという人工海水であること、後頭部の傷は、遺体の発見現場にあった遺留品で殴られたものだとわかります。また釣りをしにいったはずなのに現場にクーラーボックスがないことも気になる国木田(中村梅雀さん)。

浅輪(井ノ原快彦さん)は、これまでの捜査を振り返り、つぶやきます。

「そういうことか・・・(キラーン)」

「そういうことね・・・」ってならなーい。ここまでの間に、軟水硬水のくだりとか、ヒントっぽいエピソードが部分的にいくつかはさみこまれていたけれど、回収されるほど伏線として事件解決につながってなくない? 私がオバカなだけか・・・。

事件の結末

国木田(中村梅雀さん)は、古賀邸を訪れて優子(三津谷葉子さん)に「元担任・河内靖之を容疑者と考えている」と伝えます。その後、外出する優子(三津谷葉子さん)を家の前で張り込んでいた小宮山(羽田美智子さん)が尾行。特捜班のメンバーも合流します。

優子(三津谷葉子さん)は、高架下で寝泊まりしている男性のもとへやってきて、弁当を差し入れ、男性は「助かる、一昨日から何も食べてないんだ」と受け取ります。そこへ特捜班の面々が登場。

その男性は、何と亡くなったはずの夫・古賀。溺死させられていたのは、元担任の河内でした。

夫婦の供述

取り調べを受ける古賀と優子(三津谷葉子さん)。

二人には、河内を身代わりにして古賀が亡くなったことにし、資産運用で儲かったお金をもって高飛びする計画を立てていたのでは?夫の身代わりにするために、優子(三津谷葉子さん)は河内と再び交際を始め、失業して保険証のない河内に古賀の保険証で歯科受診させて身元確認のための歯のレントゲンを撮らせたのでは?最も疑われる優子(三津谷葉子さん)に友人と旅行をさせることでアリバイをつくり、古賀が河内を殺害したのでは?という疑いがかけられます。

古賀は、動機や殺害については認めます。自分がオーナーをつとめる寿司屋に優子(三津谷葉子さん)が河内を呼び出して、古賀が凶器で殴打し水槽の人工海水で溺死させ、そして釣りにきたかのように細工をして遺体を海に投げ入れたのでした。

古賀は言います。「計画は完璧だったはずなのに・・・」

いやいやおいおい。どっこが完璧なんさ。一発後頭部を殴った後に、水槽からホースでたらいに人工海水を移して、そこに河内の顔を押しつけて・・・って、たらいとかホースとか、ちまちま準備している間に逃げられるリスクあるじゃん笑!

古賀は「自分一人で全てやった、妻は関係ない」と優子(三津谷葉子さん)をかばいます。優子(三津谷葉子さん)も「自分は何も知らず殺害後に夫から知らされた、止められなかったことをとても悔やんでいる」と目をウルウルさせながら謝罪します。

いやいやムリムリ。優子の協力がなければ、前もって古賀の名前で河内に歯医者に行かせるとかできないでしょーが笑!

三津谷葉子さん演じる優子の悪女ぶりがよい

ところが、優子(三津谷葉子さん)が先ほど古賀に差し入れた弁当から致死量の毒物が検出されたことが判明(やっぱり茶番だった)。優子(三津谷葉子さん)に、財産を食いつぶされた挙句殺されそうになったことを知った古賀は、叫んで机に頭を打ちつて嗚咽(そりゃそうだ、合掌)。

優子(三津谷葉子さん)は、河内の殺害がばれることを恐れて、古賀にも消えてもらおうと毒を盛ったそうです(鬼!)。「あなたは心が痛まないの!?」という小宮山(羽田美智子さん)に、顔色一つ変えずに「全然。だって私と一緒にいたい男性は大勢いるから」と言う優子(三津谷葉子さん)。「そう思いません?」と優子(三津谷葉子さん)は国木田(中村梅雀さん)に同意を求めるが、国木田(中村梅雀さん)は「かわいそうな人ですね」と返すのみ。

三津谷葉子さんの演じる優子がいい。本当に自己本位で罪悪感を抱かない人って、高笑いしたり声を荒げたりせずに、こんな感じで淡々と話しそう。

【余談】三津谷葉子さんは、こちらの作品が有名。とても美しかったです。


欲動

一方村瀬は・・・

病室で退院準備をしている村瀬健吾(津田寛治さん)の元に城東中央署の刑事がやってきます。村瀬(津田寛治さん)を刺した曽根明子(東ちづるさん)の証言があやふやなので、「曽根に刺された」と証言してほしいそうです。

村瀬(津田寛治さん)は「できれば一度曽根容疑者に合わせてほしい」と返答。そして次回最終回へ!


第12話「10億の妻」

 

スポンサーリンク

第12話ゲスト

●三津谷葉子さん(古賀優子役) 
●木下政治さん(古賀武久役)
●太宰美緒さん(遠山里美役)
●岡部尚さん(屋敷賢役)
●山本修夢さん(河内靖之役)

コメント