【2024年上半期】佐久間宣行オールナイトニッポン0おすすめエンタメまとめ

ドラマ

         

           

エンタメに精通している佐久間Pのラジオ「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」

2024年上半期にラジオ内で紹介されたおすすめエンタメをまとめました🧡

                 

※随時更新

                       

                    

スポンサーリンク

2024年上半期おすすめエンタメ

                         

                           

漫画「みっちゃんの皮膚」胃下舌ミィ

胃下舌ミィさんは、着ぐるみアーティストもやりながら漫画も描いていらっしゃるクリエーター。ネット上で読めるので読んでほしいと思います。

いつも着ぐるみを着ているみっちゃんと友だちの主人公の話なんですけど、生きづらさと自分のままでいることの難しさとか美しさとかを描いていて、それでもかけがえのない関係ができる素晴らしさみたいなものもわかるような。本当に今年のベストな漫画なんじゃないかっていう感じが早くも。

2024.1.10佐久間宣行ANN0

                              

舞台「オデッサ」

三谷幸喜さんの舞台なんですけど、鹿児島弁を話す日本人旅行者、日本語のわからない日系警察官、通訳の在米日本人が繰り広げる言語ギャップコメディなんですよ。字幕がセンタースクリーンに出るんだけど。

俺何で感動したかって言うと、三谷さんて大ベテランじゃん、なのに、1時間45分の3人芝居で新システムのコメディなんだよ、すごくない?

2024.1.17佐久間宣行ANN0

                           

舞台「海をゆく者」

小日向文世、高橋克実、浅野和之、大谷亮介、平田満っていうほぼ70歳の人たちの3時間の芝居観たんだけど。

とんでもなくうまい。小日向文世さんがとんでもなく凄すぎて。2023年の舞台のランキングが塗り変わるくらい素晴らしかったですね。

2024.1.17佐久間宣行ANN0

                               

映画「哀れなるものたち」

ざっくり説明すると、不幸な若い女性ベラが自ら命を絶つんですけど、風変わりな天才外科医ゴッドウィンに自らの胎児の脳を移植される。そうすると、蘇生するんだけど大人の体のまま赤ちゃんからやり直して世界を旅するって話なんだけど。

フランケンシュタインみたいなゴシックホラーなんだけど、マジックリアリズムっていうか魔法みたいな瞬間がたくさんある映画で、世界観がホントに素晴らしいのと、エマ・ストーンが大胆なシーンも厭わずに「自分の体は自分のものである」みたいな、女性の解放みたいなものもひっくるめた全体的な表現が、重苦しくもなくて、全部のカットがかっこいい

僕は好きでした。ブラックな笑い。合わない人もいるかもしれないですけど。

2024.2.8佐久間宣行ANN0

    

映画「夜明けのすべて」

監督が三宅唱さん、原作が瀬尾まいこさん。試写で観てホント感動しましたね。原作のよさもありながら、脚色も素晴らしくて。

パニック症候群とPMSの症状をもつ男女が、恋愛ではなく友情で支え合ってそれぞれが回復していくまでを描く映画。上白石(萌音)さんと松村(北斗)さんの演技がさりげなくて、凄まじくてですね。この映画終わらなきゃいいのにって思うくらい、すごい贅沢な時間でした。

やさしくてとても強い映画。おすすめです。

2024.2.14佐久間宣行ANN0

                         

ドラマ「殺し屋たちの店」

Disney+の韓国ドラマなんですけど、タイトルだけ最初聞いてて藤原竜也さん主演の『Diner ダイナー』的なヤツかと思ってたら全然違うの。

殺し屋の店を経営してる叔父さんの姪っ子が急に店を引き継ぐことになって…から始まるソリッドシチュエーションサスペンスなの。

一気に見終わるサスペンスでめちゃくちゃ面白かったです。

2024.2.21佐久間宣行ANN0

映画「ハイキュー ゴミ捨て場の決戦」

           

爆発的にヒットしているので観ている人もたくさんいると思いますけど、すごい面白かったですね。

ハイキューファンからすると、一番映像化してほしかったやつが満を持して映像化された。バレーのスピード感を完璧にやってくれるのと、最後のある視点の切り替えの演出がめちゃくちゃいいんです。

全選手にちゃんと物語があるのと、負けた方のチームにもちゃんと部活の生活があったんだって感じさせてくれるのね。

80何分かでコンパクトに一気に観られて楽しかった。おすすめです。

2024.2.28佐久間宣行ANN0

            

映画「アメリカン・フィクション」

           

純文学の黒人小説家のモンクが、あまりに売れなすぎて、生活が追い込まれていって、黒人の犯罪者のふりをした「こういうのがお前らの考えてる黒人だろ?銃撃してさ」って感じの小説を書いたらバカ売れしちゃうっていうコメディ。

めちゃくちゃ面白いです。最初の10分で「会話とかひっくるめてセンスよくない?」と思って。シリアスと笑いのバランス、社会批評とストーリーの面白さのバランスもいいし、全部が絶妙。

このテーマなのにこんなに笑えて、でもテーマは常にブレずに芯にあって。その上で登場人物の葛藤もテーマのための道具じゃなくて。すごい最高。

アカデミー賞脚色賞とったんですけど、納得の面白さ。ポスターもすごくよかった。

2024.3.13佐久間宣行ANN0

     

Amazonプライムビデオで配信中    


アメリカン・フィクション

                     

映画「デューン 砂の惑星 PART2」

               

PART1は、宇宙帝国の統治者で皇帝に命を狙われた主人公が、デューンの砂漠に暮らすフレメンのところに逃げるまで。PART2は、そこからフレメンたちと一緒に蜂起して争いが始まる、みたいな話なんだけど。

俺はIMAXで観たが、映像の雄大さがずっと「体験」に近い感じ。今回は、PART1よりもストーリーで語られていることも興味あったし。とにかくデカいスクリーンでサンドワームに乗る瞬間を感じてほしい。

ちょっと語り口的に苦手だって人もいるかもしれないけど、俺はね、画もストーリーも好きでしたね。デカいスクリーンでやっている間に観に行った方がいいかな。

2024.3.20佐久間宣行ANN0

                        

映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章」

                         

浅野いにおさんによる同名漫画によるアニメ映画化で、巨大な宇宙船が突如として現れた東京の街での女子高校生たちの日常を綴るっていう作品。

ほのぼのとした作品だと思っていると、詳細は伏せるけど、中盤からの展開と演出に鳥肌が立って。最高の前編の終わり方で後半に突入するから、ぜひ観てほしい。台詞と音楽のタイミングとか、結構演出が凄くて。

みんな褒めるから今さら言わなくてもと思うんだけど。幾田りらさんとあのちゃんの声優ぶりが、とんでもなく凄いの、マジで。連載当時は多分平成末期くらいで終末観みたいのがあったけど、それがこの時代にこんなに響くとは。

2024.3.27佐久間宣行ANN0

                                 

                            

映画「パスト ライブス」

             

海外移住のために離れ離れになった幼なじみの2人が24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いたアメリカ・韓国合作の大人のラブストーリー。

すごくよかったですね。今回のアカデミー賞候補の中で、好みっていう意味では一番。誰でもさ、選ばなかった人生の思いを馳せることはあるじゃないですか。一度きりの人生のかけがえのなさと残酷さを、この映画のたった2時間の中で、人生1回生きた分くらい感じさせてくれる豊かな映画。

最後本当に泣けてきちゃうんですよね。男の方が情けないんですどね。情けない分、いいなぁと思います。

2024.4.3佐久間宣行ANN0

           

ドラマ「ポーカー・フェイス」

       

簡単に言うとコロンボとか古畑みたいな倒叙もの。他人の嘘を感じ取れる能力のある中年女性が、友人の死の真相を追求したことをきっかけに命を狙われる。で、いろんなところを逃げながら、1話完結の犯人と対峙していく。

これね、面白いんですよ。ロードムービー×コロンボって感じで。一癖も二癖もある犯人に対して、主人公が何の力もないヘロヘロの女性。ただ嘘を見抜けるってだけ。刑事じゃないのがいい。

2024年にもなって、こんなに面白い倒叙ミステリーを観られるのが嬉しい。おすすめです。

2024.4.10佐久間宣行ANN0

          

舞台「鴨川ホルモー、ワンスモア」

        

ゲストにも来てくださったヨーロッパ企画の上田誠さんが作演出されていて、鬼を使ってバトルする京都の大学の中で行われている架空の儀式というか、それを面白く活写している青春絵巻でもある素晴らしいものなんですけど。

あの原作(小説・万城目学「鴨川ホルモー」)の舞台化としては完璧なんじゃないかってくらい素晴らしかった。10人の新入生がホルモーやることになるって話なんだけど、ちゃんと群像劇なのよ。10人書き分けてて、10人好きになっちゃうっていう。

2024.4.24佐久間宣行ANN0

                        

映画「悪は存在しない」

濱口竜介監督で、ある山村に芸能事務所が手がけるグランピンクの施設ができるっていうところから始まる。「悪は存在しない」っていうワードの意味合いが二転三転していくんですけど。

濱口監督の脚本て、何であんなにすげぇんだろう。観てる最中「面白ろ!」って思ってた。濱口監督って脚本の人だと思ってたんだけど、今回は、最初のカットから一つ一つのショットが絵画みたい。惚れ惚れする。

構成もエグいの。ある人物がまず反感するキャラクターとして出てきて、その人の裏側を見せながら共感してって、そしてラストに何があるのかみたいな。最後呆然としちゃう。放り出されるような終わり方をするので。

2024.5.1佐久間宣行ANN0

                      

映画「アット・ザ・ベンチ」

                  

奥山由之監督が、ベンチの会話だけで撮ってる短編映画。無料で観られるんですよ。1作目もよかったんですよ。「Silent」の脚本家の生方さん、仲野太賀くん、広瀬すずさんでやってて。

2作目が、ダウ90000の蓮見くんが脚本で、岸井ゆきのさん、岡山天音さん、荒川良々さんが出てる。20分くらいであっという間に終わる素敵な話。

2024.5.8佐久間宣行ANN0

                         

漫画「出るか分からない温泉を掘りつづけているうちに、30代になりました。」矢寺圭太


1巻 出るか分からない温泉を掘りつづけてるうちに、30代になりました。

最近ハマってるのが、知ってるかな? 矢寺圭太先生の「出るか分からない温泉を掘りつづけるうちに、30代になりました。」っていう漫画。Amazonとかでは無料で買えるんだよ。

30になってからの毎日の絵日記で、8年分あるのね。それがね、本当にいいの。何にも浮かばなかっただけの1日とか、漫画家さんがうまくいかないのとかをずっと呟いているのが、勇気出るわと思って。

2024.5.8佐久間宣行ANN0

                             

             

映画「碁盤斬り」

                              

草彅剛さん主演、白石監督で。古典落語「柳田格之進」が原作で、浪人・格之進は、身に覚えのない罪を着せられた上に、妻も失い、故郷の彦根藩を追われ、娘のお絹と2人貧乏長屋で過ごしてる囲碁の達人。悲劇の冤罪事件の真相を知らされて復讐を決意するっていう話なんですけど。

素晴らしかったですよ、本当に。ストーリーは王道の復讐劇なんですけど、各所にフレッシュさがあって、時代劇なんだけれども、サスペンスフルでもある。俳優陣の演技も的確で上品で。なんて言うの?あるべき場所に気持ちよくある。その上で、隠せない感情がそれぞれの演技から溢れ出てる感じ。だからクライマックスの爆発がすごい響く。

やっぱり草彅さんの演技が素晴らしかった。最後の殺陣もすごかったですし。時代劇を超えた何かを観たなって感じがしました。

2024.5.22佐久間宣行ANN0

                      

映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション後章」

ネタバレができない構成だから、すごい話すのが難しいんですよね。演出も音楽も素晴らしかったですし、SFとしての構成も素敵だなと思いました。

俺原作も読んでたんだけど、浅野いにおさんが監修したオリジナルエンディングなのね。だから原作と違うんですよ。ノベルゲーで言うと「あ、そっちのタイプのエンディングなんだ」って感じ。なんとかルートってあるじゃん。俺は原作の終わり方もすごい好きだったから。映画もなるほど決着かっていう。どっちも素晴らしいなって思います。

あのちゃんも幾田さんも変わらず素晴らしい。特にあのちゃん。

2024.5.29佐久間宣行ANN0

                    

映画「マッドマックス:フュリオサ」

今回は、フュリオサがああなる前の15年くらいの叙事詩。しかも前作よりも神話的な感じで描くから、美しさもあるし崇高さもある。且つアクションのシーンは前作と同じレベルであるから。面白かったですね。

あれを79歳で演出できているのがマジ信じられない。フレッシュなのよ。男女の扱いも今の時代に即してる。

思っているより前日譚だから、前作を観返しておいた方がいいかもしれない。

2024.6.5佐久間宣行ANN0

                           

漫画「ふつうの軽音部」

ジャンプ+で連載されている漫画。今コミックス2巻まで出てるんですけど。主人公の女子高生が、高1になってギターを買って、軽音部に入ってバンドを組んで。

ギターの練習をするけど、最初の演奏で緊張で声が出ないとか、そういうのを丹念に一個ずつ積み上げているんですよ。本当に面白いです。本当に普通の軽音部で起きそうなことが起きてるんですけど、だからこそ一個ずつがスペシャルなんですよね。

最近のジャンプ+でやった回が神回で、それが3巻とかに収録されると思うんですけど。まだ2巻しか出ていないので、今からでも全然読んでもらえれば。

2024.6.19佐久間宣行ANN0

                        

アニメ「響け!ユーフォニアム3期」


さいごのソリスト

    

最終話の一歩手前の段階の展開と演出がすごかった。原作と違うアニメオリジナルで「そういう展開なんだ」ってビックリした。

とにかく京都アニメーションの覚悟と技術ったいうか。ネタバレしたくないので言わないけど、とにかく演出がすごかったです。

『響け!ユーフォニアム』は、1期と2期めちゃくちゃ名作なんで、もし興味あったら観てほしいなって思います。

2024.6.26佐久間宣行ANN0

            

                  

コメント